それでは、今回でバイオリンの構え方について、
最後の投稿となります。
まず最初に、先生を選ぶ上で非常に大切なことがあります。
大人になってから始められる方へのレッスンで、
バイオリンにシール(指を押さえる目印)を貼る、
そういった先生が少なからずいます。
その先生はすぐに変えた方が良いです。
バイオリンにシールを貼るのは愚策以外の何ものでもありません。
もちろん、お子様の場合は違います。
お子様の場合は、シールを貼った方が良いでしょう。
しかし、大人の方の初学者には、
絶対にやってはいけないものの1つと考えてください。
シールを貼らないでどうやるんだ?
と思われるかもしれませんが、
良い練習方法がいろいろあります。
とにかく、シールを貼る先生には、
絶対に習ってはいけません。
少し話がそれましたが、この話は
深く書きませんが、今回の「1の指の重要性」と関係があります。
バイオリンの左手は、1の指がとにかく重要です。
まず最初に慣れなければいけないのが、
1の指と親指との位置関係です。
この位置関係を覚えないと、
いつまでたっても、正しい音程を取ることができません。
この位置関係も、各人手の大きさ等によりますが、
おおよそ、親指のネックに触れている部分と
1の指が弦を押さえている部分
(G線ならラ、D線はミ、A線はシ、E線はファ#の場所)が
同一線上くらいになるのが良いでしょう。
上から見ると、
こんな感じです。
バイオリンは最初の形を作るまでに、
他の楽器よりも少々時間がかかります。
ですが、これを乗り越えれば、
他の楽器に比べて、とりわけ難しいということはありません。
逆に言えば、最初の構え方がとにかく重要ということです。
それを忘れずに、良い指導者とともに、
楽しい音楽ライフを満喫して頂ければと思います。
これまで少々堅く書いて参りましたが、
音楽は楽しんでなんぼです!
1人でも多くの方が、音楽の楽しさ、
バイオリンの楽しさに気づいて頂けることを
心より願っております!