オーボエ初心者が「ペール・ギュント組曲の~朝(グリーグ)」を吹けるようになる方法

クラシック音楽の中でも特に穏やかで美しい旋律として親しまれているグリーグ作曲の「朝」。この曲はオーボエ初心者にとっても憧れのレパートリーのひとつです。しかしその美しさの裏には、オーボエ特有の繊細なコントロールや音程の難しさが潜んでおり、初めて挑戦する際にはいくつかの注意点と工夫が必要になります。

グリーグ/ペール・ギュント「朝」の旋律と曲の特徴

「朝」はグリーグの劇付随音楽《ペール・ギュント》の中でも特に有名な楽曲で、ノルウェーの自然の情景を描いた穏やかなモーニング・シーンが音楽に表現されています。まさに朝!という感じの名曲で、誰もが聞いたことある曲の一つだと思います。

オーケストラ編成では、冒頭で主旋律を奏でるのがオーボエであり、その柔らかくも澄んだ音色が印象的です。

メロディはシンプルに聞こえますが、繊細なダイナミクスやレガート奏法、息のコントロールが求められるため、初心者にとっては意外に難易度が高い曲でもあります。

 

実はこの「グリーグ/ペール・ギュント~朝」をオーボエで吹けるようになるために効果的に練習できる教材があるんです!

このオーボエ講座の第2弾では以下の曲を通じて美しいオーボエを奏でられるように練習しています!実際の名曲を通じて練習すると楽しいですし、上手に吹けるようになるのも早いです。

・ペール・ギュント組曲より 「朝」(グリーグ)
・くるみ割り人形より 「花のワルツ」 (チャイコフスキー)
・惑星より「木星 (ジュピター)」 (ホルスト)・キラキラ星 / ヒンケNO.1

オーボエを演奏できるようになりたい、
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ペール・ギュント組曲より「朝」(グリーグ) / くるみ割り人形より「花のワルツ」(チャイコフスキー) / 惑星より「木星(ジュピター)」(ホルスト) / キラキラ星 / ヒンケNO.1 / 新世界より「遠き山に日は落ちて」(ドヴォルザーク) / G線上のアリア(バッハ) / バレエ組曲「白鳥」より「情景」(チャイコフスキー) / 交響曲第9番「グレート」より(シューベルト) / セレナーデ(シューベルト)

 

オーボエで演奏する際の難しいポイント

「朝」はテンポが遅めで、全体にレガート(なめらかに音をつなげる奏法)を要求されるため、ブレスやタンギングのコントロールが非常に重要になります。テンポがゆっくりである分、音の出だしの不安定さや音程のズレが目立ちやすく、少しのミスでも音楽の流れを乱してしまいます。

また、冒頭の旋律には中音域から高音域にかけての跳躍があり、アンブシュア(口の形)と息の角度の調整をうまくしないと、音がかすれたり、ピッチが不安定になったりします。オーボエ特有のリードの調整も音色と吹奏感に大きな影響を与えるため、自分に合ったリードの選定も課題のひとつです。

練習に入る前に知っておきたい音域と運指

「朝」の主旋律では、B♭4(中央のB♭)からF5付近の音域を多く使用します。オーボエにおいてこの音域は比較的出しやすい部類に入りますが、安定した音を出すには正確な運指と息の圧力のコントロールが不可欠です。

音域と対応する指の運びについては、以下のような表をもとに確認し、楽譜と照らし合わせながらゆっくりと練習すると効果的です。

音程 運指の注意点 よくあるミス
B♭4 左手1・2・3+右手1・2・3+小指 音がこもる、リードが重すぎると鳴りづらい
D5 オクターブキーを押す 息が弱いと音が裏返る
F5 高音になるためアンブシュアをやや絞る 音程がシャープになりがち

効果的な練習ステップ

まずはメロディのリズムと音程に慣れるために、歌って覚えることから始めるのがおすすめです。口ずさみながらフレーズの長さや息のポイントを感じ取り、実際に吹くときのイメージを掴んでおきましょう。

次に、譜面を見ながらスローテンポで運指の確認を行います。テンポを落とし、一音一音を確実に鳴らす練習が基本です。指と息が連動していない状態で通して吹こうとしても、ミスが続き挫折しやすくなります。

フレーズごとに分けて練習し、特に跳躍がある部分や音の持続が長い部分では、メトロノームを使って息の持ちを意識した練習を繰り返しましょう。

最後に、録音を活用して自分の演奏を客観的に聴くことが上達の近道になります。テンポが安定しているか、音の始まりと終わりが自然か、音程は正確かを確認しながら微調整していくことで、演奏に自信が持てるようになります。

リードの調整と選び方も大切

オーボエの演奏はリードに大きく左右されます。市販の完成品リードを使う場合でも、初心者には柔らかめの吹きやすいリードを選ぶことがポイントです。音が出づらい、息が入りにくいと感じたら、リードの開きや湿り具合をチェックしてみましょう。

必要に応じてリード職人に相談したり、自分でリード調整を始めてみるのも中級者への第一歩です。「朝」のような穏やかで繊細な曲では、やや丸みのある音が出るリードが向いていることもあります。

楽譜選びと伴奏活用のすすめ

初心者向けの「朝」の楽譜には、移調済みでオーボエ専用にアレンジされたものがあります。まずは難易度を落とした楽譜から入り、原曲に近い形の楽譜へと段階的に進めると、モチベーションを維持しながら上達できます。

また、ピアノ伴奏音源やカラオケ音源を活用して、実際の演奏シーンを想定した練習をすることで、曲全体の構成や呼吸のタイミングが自然に身についてきます。

継続は力なり、憧れの旋律を自分のものに

「朝」は、その穏やかさと抒情性ゆえに、聴く人の心に残る名曲です。オーボエ初心者であっても、段階的な練習と丁寧な音作りを続ければ、必ずこの旋律を自分のものにすることができます。

技術だけでなく、音に込める表現力も大切にしながら、毎日の練習を楽しんでいきましょう。あなたのオーボエが奏でる「朝」は、きっと誰かの心に届くはずです。

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