オーボエを始めたばかりの方にとって、「まずはどんな曲から練習すればいいのか」と悩むことも多いのではないでしょうか。そんなときに最適な練習曲のひとつが、ヒンケ(Hinke)教則本の No.1です。この曲は、オーボエの基礎を学ぶために組まれた練習曲集の冒頭にあり、初歩の段階で必ず取り組むべき重要な練習曲です。
「ヒンケ No.1」は、短く、シンプルで、音域も限られているため、オーボエの音の出し方や運指に慣れるにはぴったりの一曲です。今回はこの曲がどんな特徴を持っているのか、初心者が演奏する際の注意点や練習方法を詳しく解説し、佐藤先生のオーボエ講座で効率よく上達する方法までご紹介します。
ヒンケ No.1とはどんな曲?
「ヒンケ No.1」は、19世紀ドイツのオーボエ奏者・教育者であるヒンケ(Christian Julius Hinke)による教則本『Praktische Elementarschule für Oboe(オーボエ実用初等教本)』の第1曲目です。この教本は、現在でも世界中のオーボエ教育の現場で使われており、初心者が基礎から段階的に技術を身につけられるよう、丁寧に構成されています。
No.1はとても短く、基本的な音だけで構成されたシンプルな旋律で、拍子は4分の4拍子、リズムも安定しており、指の動きに集中しながら練習できるのが特長です。
単なる音階練習ではなく、音を“つなげる”意識や、“一定のテンポで吹く”感覚を養う内容になっており、オーボエの導入として極めて優れた練習曲です。
オーボエ初心者が演奏するときのポイント
このヒンケ No.1は一見単純に見えますが、初心者にとっては注意すべき点が多くあります。特に大切なのは、音の出し方の安定と運指の正確さです。
まず音の出し方ですが、オーボエはリードの振動で音を出す楽器なので、唇の力加減(アンブシュア)と息の角度が微妙にズレるだけで、音が鳴らなかったり、不安定になったりします。最初の一音を安定して出せるようになることが、この曲を通して目指す最初の目標です。
次に運指ですが、ヒンケ No.1では基本的なド・レ・ミ・ファ・ソといった音が中心に出てきます。初心者がつまずきやすいのは、左手と右手の使い分け、指を押さえる順序、指を浮かせる癖です。これらは最初の段階で正しいフォームを身につけないと、後々クセになってしまいます。
そして、もうひとつのポイントが拍感と息の流れです。この曲は4分音符が主体ですが、拍ごとの息のスピードや音のつなげ方にムラがあると、ブツブツと切れたような演奏になってしまいます。常に「音をなめらかにつなげる」意識を持つことが、上達への鍵になります。
「ヒンケ(Hinke)教則本 No.1の実際の練習方法
練習を始める前に、まずは譜面を声に出して読んでみましょう。音名を声に出しながら拍を数えることで、リズムと音の流れが頭に入りやすくなります。
次に、1〜2小節単位で区切ってオーボエを使ってゆっくり吹いていきます。テンポはメトロノームで♩=60くらいに設定し、一音一音を丁寧に鳴らすことに集中しましょう。特に音がうまく鳴らないときは、息の方向、唇の力加減、リードの状態を見直してみるとよいでしょう。
最初は、音程の正確さや、吹いている音が合っているかどうかもわかりにくいかもしれません。録音して聞き返すことで、自分の音のクセや改善点に気づくことができます。
この練習を毎日繰り返すことで、自然と音の出し方が安定し、指使いにも余裕が出てきます。そして、指や息に余裕ができたら、今度は音の“つながり”を意識して滑らかに吹けるよう練習してみてください。
真似して覚えるのが最短コース!
ここまでで、練習のポイントや方法は理解できたかもしれませんが、「本当にこれで合ってるのか?」「自分の吹き方が正しいのか?」と不安に感じることもあると思います。
そんなときに最も効果的なのが、お手本を真似することです。オーボエは、息づかいや指の動き、音の入り方など、文章では伝えきれない繊細なニュアンスが多く、実際に見て・聴いて覚えることが上達への近道になります。
そこでおすすめなのが、佐藤先生のオーボエ講座です。
この講座では、ヒンケ No.1を含む初心者用の練習曲を、実際の演奏動画とテキストで丁寧に解説しています。息の入れ方や指の運び、拍の取り方など、どれも初心者がつまずきやすいポイントをしっかりフォローしてくれる内容です。
動画を見ながら真似して吹くことで、自然と正しいフォームと感覚が身につき、「オーボエってこんなふうに吹くんだ!」という理解が一気に深まります。
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ペール・ギュント組曲より「朝」(グリーグ) / くるみ割り人形より「花のワルツ」(チャイコフスキー) / 惑星より「木星(ジュピター)」(ホルスト) / キラキラ星 / ヒンケNO.1 / 新世界より「遠き山に日は落ちて」(ドヴォルザーク) / G線上のアリア(バッハ) / バレエ組曲「白鳥」より「情景」(チャイコフスキー) / 交響曲第9番「グレート」より(シューベルト) / セレナーデ(シューベルト)
はじめの一歩を大切に。基礎から積み上げていこう
「ヒンケ No.1」は、オーボエ演奏のすべての基礎が詰まった、最もシンプルで、最も重要な一曲です。この段階でしっかりと基礎を身につけることが、今後どんな曲を演奏する上でも大きな財産になります。
そして、自信を持って演奏を楽しむためには、上手な人の演奏を見て、聴いて、真似することが最短コースです。
ぜひ、佐藤先生のオーボエ講座で、音楽の基本を自分のペースで学びながら、オーボエのある暮らしをもっと豊かに楽しんでください。
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