
「見上げてごらん夜の星を」——坂本九さんが歌ったあの名曲を、バイオリンで弾いてみたいと思ったことはないでしょうか。1960年代から愛され続けるこのメロディは、バイオリンの温かみある音色と非常によく合い、弾けるようになったときの喜びも格別です。
静かで美しいメロディ、ゆったりとした3拍子のリズム、そして日本人の耳に馴染んだ音程感覚——これらの特徴が、バイオリン初心者にとってこの曲を練習しやすいものにしています。「アメイジング・グレイスが弾けてきた」という方が次のステップとして挑戦するのにちょうど良い曲です。
この記事では、見上げてごらん夜の星をバイオリンで弾けるようになるための練習方法を具体的に解説します。
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「見上げてごらん夜の星を」はどんな曲?
「見上げてごらん夜の星を」は、1960年に永六輔が作詞、いずみたくが作曲した日本のポピュラー音楽の名曲です。1963年に坂本九さんがレコードを発表し、大ヒットとなりました。その後も多くのアーティストにカバーされ、世代を超えて愛され続けています。
シンプルで覚えやすいメロディ、星空を見上げるような穏やかな歌詞と世界観が、バイオリンの叙情的な音色と絶妙にマッチします。演奏会や発表会でも選ばれることが多い曲で、弾けるようになると「日本の名曲をバイオリンで」という特別な喜びが得られます。大人から子供までみんな一度は聞いたことある名曲だと思います!
「見上げてごらん夜の星を」の難易度
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調性 | ハ長調(C major)が一般的。♯・♭なし |
| 拍子 | 3/4拍子(ゆったりした3拍子) |
| 使用ポジション | 第1ポジションのみ(初心者版) |
| 主に使う弦 | A線・D線が中心 |
| テンポ | ゆっくり(♩=60〜70程度) |
| 技術的な難所 | タイ(音をつなげる記号)・フレーズの歌わせ方・強弱の表現 |
ハ長調は♯も♭もない調性で、すべての音が白鍵(ピアノでいう)の音に相当します。バイオリンでも第1ポジションの基本的な指使いで演奏でき、音程を取りやすいのが特徴です。アメイジング・グレイス(ト長調)やきらきら星(ト長調またはイ長調)が弾けるようになった方に適しています。
ハ長調の音階を確認する
「見上げてごらん夜の星を」はハ長調で書かれています。バイオリンのハ長調では以下の音程を使います。
| 音名 | 弦 | 指番号 | メモ |
|---|---|---|---|
| ド(C) | A線 | 2指(低め) | 中指・半音寄り |
| レ(D) | A線 | 3指 | 薬指 |
| ミ(E) | E線 | 開放弦(0) | 何も押さえない |
| ファ(F) | E線 | 1指(低め) | 人差し指・半音 |
| ソ(G) | E線 | 2指 | 中指 |
| ラ(A) | A線 | 開放弦(0) | 何も押さえない |
| シ(B) | A線 | 1指 | 人差し指 |
ハ長調で注意が必要なのは「ファ(F)」の位置です。E線の1指ですが、通常の1指の位置より半音低い「低め」の位置に置きます。この位置を正確に覚えることが音程精度に直結します。
タイとスラーの理解
「見上げてごらん夜の星を」には「タイ」と「スラー」が多く登場します。バイオリン初心者がよく混乱するポイントなので、事前に確認しておきましょう。
タイとは
タイとは「同じ音名の音符を弧線でつなげ、音を伸ばし続ける記号」です。弓を返さずに音を継続させます。この曲では歌詞の「み・あ・げ・て・ご・ら・ん」の「ん」部分など、音を自然につなぐ箇所でタイが使われます。
スラーとは
スラーは「異なる音符を弧線でつなげ、一弓でなめらかに演奏する記号」です。弓の向きを変えずに複数の音を滑らかにつなぎます。「見上げてごらん夜の星を」の叙情的なフレーズには、スラーによる滑らかな歌い回しが多く含まれています。
「見上げてごらん夜の星を」のステップ別練習方法
一応ここでは、バイオリンで「見上げてごらん夜の星を」演奏できるようになるための一般的な練習方法・手順をご紹介します。
ただ、色々なサイトを見ても文字だけではわからないと思いますし、どんなに分かりやすい教本を買ったとしてもそう簡単には弾けるようにならないです。そのため本当にバイオリンを弾けるようになりたいのならば、このページで紹介しているような動画と教本がセットになっているようなタイプの練習方法が一番おすすめです。
ステップ1 ハ長調の音階でウォームアップ
A線・E線を使ったハ長調の音階(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド)をゆっくり弾きます。特にファ(F)の「低め」の位置を確認してからメロディ練習に入りましょう。チューナーを使いながら音程を耳と目で確認する習慣をつけます。
ステップ2 タイの箇所を確認しながらゆっくり弾く
楽譜のタイとスラーの位置を確認しながら、ゆっくりのテンポで通してみます。タイの箇所では弓を止めずに音を伸ばし続けます。スラーの箇所では一弓で複数の音をなめらかにつないで弾きます。
ステップ3 フレーズごとに強弱をつける
音程とリズムが安定してきたら、フレーズに自然な強弱(クレッシェンド・デクレッシェンド)をつけて弾いてみましょう。「見上げてごらん夜の星を」は静かで内省的な曲ですが、フレーズの頂点に向かって少し音量が増し、最後に静かに収まるという表現が自然に合います。
ステップ4 原曲を聴きながら曲のイメージを深める
坂本九さんの原曲や、様々なバイオリン演奏バージョンをYouTubeで聴いてみましょう。どんな音色・表現で弾きたいかをイメージしてから練習に戻ると、技術的な部分の目標が明確になります。
ネット上で「見上げてごらん夜の星を バイオリン 練習方法」のような感じで調べるとおそらくどこも似たり寄ったりでこんな感じで出てくると思います。音楽教室に通うというのが最も近道ではありますが、時間の問題やお金の問題もあるので、上手な先生が教えてくれるビデオと教材で自分のペースで何度もビデオを見返しながら練習するというのが現実的だと思います!
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つまずきやすいポイントと解決策
| つまずきポイント | 原因 | 解決策 |
|---|---|---|
| ファの音程が高くなる | ファ(F)を通常の1指の位置で押さえている | E線の1指を「低め」の位置に置く。チューナーで確認する |
| タイの箇所で音が途切れる | タイとスラーの区別がわかっていない | タイは同じ音を伸ばし続ける。弓を動かしながら音を継続させる |
| 3拍子のリズムが崩れる | テンポが不安定 | メトロノームを使い「1・2・3」と声に出しながら弾く |
| 表現が単調で機械的に聴こえる | 強弱・テンポ変化がない | フレーズの頂点でクレッシェンドする意識を持つ |
「見上げてごらん夜の星を」で身につく技術
- ハ長調の音程感覚(ファの「低め」の位置を含む)
- タイ・スラーの正確な演奏
- 3拍子のゆったりしたリズム感
- フレーズに強弱をつけた叙情的な表現
関連記事:「アメイジング・グレイス」をバイオリンで弾きたい!初心者の練習方法とコツ
関連記事:「きらきら星」をバイオリンで弾きたい!初心者の練習方法とコツを解説
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 難易度 | ハ長調で音程が取りやすい。アメイジング・グレイスの次のステップに最適 |
| 調性・拍子 | ハ長調(♯♭なし)・3/4拍子 |
| 最大の特徴 | タイ・スラーが多く、フレーズの歌わせ方が重要 |
| 練習のコツ | ファ(F)の位置を先に確認→タイ・スラー確認→強弱をつけた表現へ |
| 弾けるようになると | ハ長調・3拍子・タイ/スラー・フレーズ表現が身につく |
星空を見上げるような、静かで温かみのある「見上げてごらん夜の星を」を、自分のバイオリンで奏でる喜びを目指して練習を続けましょう。
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収録曲
- きらきら星
- 第九 歓びの歌
- アメイジング・グレイス
- 見上げてごらん夜の星を
- アイネ・クライネ・ナハトムジーク
- カノン
- 誰も寝てはならぬ
- 情熱大陸
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