「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」をバイオリンで弾きたい!初心者の練習方法

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」——モーツァルトのあの軽快で明るいメロディは、バイオリンを始めた人なら一度は弾いてみたいと思う憧れの曲のひとつです。テレビCMやコンサートで何度も耳にしているため、メロディが頭に入っており「自分のバイオリンでこれが弾けたら最高だ」と思う方は多いでしょう。

「でもモーツァルトって難しそう…」と躊躇している方もいるかもしれません。確かにフルバージョンはかなりの技術が必要ですが、冒頭の印象的なテーマフレーズであれば、練習を積んだ初心者でも十分挑戦できます。あの「ジャジャジャン」から始まる冒頭だけ弾けるようになるだけで、周囲の反応は大きく変わります。

この記事では、アイネ・クライネ・ナハトムジーク第1楽章の冒頭テーマを中心に、バイオリン初心者が取り組める練習方法を解説します。

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「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」とはどんな曲?

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク(Eine kleine Nachtmusik)」はドイツ語で「小さな夜の音楽」を意味し、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1787年に作曲した弦楽四重奏(またはオーケストラ)のための組曲です。全4楽章から構成されており、第1楽章の冒頭テーマが最もよく知られています。小学校の教科書に戻っていて授業でも習う名曲ですね!

モーツァルト最晩年(亡くなる4年前)の作品で、軽やかで歯切れの良いリズムと明るい旋律が特徴です。クラシック音楽の中でも最も親しまれている作品のひとつで、BGMや着信音としても広く使われています。

難易度について正直に解説

アイネ・クライネ・ナハトムジークは、初心者が「弾けたら最高」と思う曲の代表格ですが、楽曲全体を完成させるには相当な技術が必要です。具体的に難しい点を整理しておきます。

項目 内容
調性 ト長調(G major)。♯1つ(ファ♯)
拍子 4/4拍子
テンポ Allegro(速い)。冒頭テーマは特にテンポが速い
技術的な難所 速いテンポでの弓の切り替え・跳躍音程・スタッカート・高音域
初心者が狙うべき範囲 冒頭テーマ(最初の8〜16小節)をゆっくりから練習

「全部弾けなくてもいい、冒頭のあのテーマだけ弾けるようになりたい」という目標で取り組むのが、初心者にとって最も現実的で達成感を得やすいアプローチです。

冒頭テーマの指使い(運指)

ト長調(G major)・第1ポジションでの冒頭テーマの基本的な指使いです。

音名 指番号 メモ
ソ(G) D線 3指 薬指・または高いソはE線2指
レ(D) D線 開放弦(0) 何も押さえない
シ(B) A線 1指 人差し指
ソ(G高) E線 2指 中指
ファ♯(F#) D線 2指(高め) 中指・全音
ミ(E) E線 開放弦(0) 何も押さえない

冒頭の有名なフレーズ「ソ・ソ・ソ・レ」は、高いソ(E線2指)から一気に低いレ(D線開放)へ跳躍する動きが特徴です。この「跳躍」が初心者にとって最初の難所になります。

冒頭テーマの弓使いについて

アイネ・クライネ・ナハトムジークの冒頭は、力強く歯切れの良いアタック(弓を弦に当てる最初の瞬間)が求められます。各音を短く切るスタッカート気味の奏法と、しっかりとした弓のスピードが重要です。

初心者は「音をしっかり出そう」とするあまり弓圧をかけすぎることがありますが、音のかたさや割れの原因になります。弓のスピードを上げることで音量と明瞭さを出し、圧力はほどほどにするのがポイントです。

ステップ別練習方法

初心者からすると、文字の説明でバイオリンが上達するということは少ないですが、一応「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」をバイオリンで練習する時の一般的なステップを紹介します。

言葉で聞いても楽器の演奏はそう簡単には上達しません。一番良い方法はバイオリン教室に通うことですが、お金の面や時間的な面も考えると、難しい方が多いのでその場合にはこのページでも紹介するような上手な先生がビデオで解説してくれる教材を購入して、自分はペースや時間に合わせて何回も反復練習するというのが最も近道だと思います!

ステップ1 ト長調の音階でウォームアップ

G線・D線・A線・E線を使ったト長調の音階(ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ#・ソ)を2オクターブ弾きます。特にファ♯の位置と、各弦でのソ(G)の位置を確認してから冒頭テーマに入りましょう。

ステップ2 冒頭の跳躍音程を単独練習する

「高いソ(E線2指)→低いレ(D線開放)」の跳躍を、ゆっくり繰り返し練習します。弦切り替えのタイミングと音程精度を確認しながら、この動きが自然にできるまで反復します。最初は1音ずつ確認し、慣れてきたらリズムを意識して続けます。

ステップ3 原曲の半分以下のテンポでメロディを弾く

冒頭テーマをメトロノームで♩=60〜80程度(原曲の約半分)のテンポでゆっくり弾きます。速い曲ほどゆっくりから始めることが重要で、遅いテンポでも正確に弾けない箇所は、速くしても必ず崩れます。

ステップ4 スタッカートの練習

冒頭テーマの音を短く切るスタッカートの奏法を練習します。弓を弦から少し離すように(弦上でスタッカートをつける感覚)弾くと歯切れの良い音になります。開放弦だけで「タッタッタッタッ」という感じでスタッカートを練習し、慣れてきたらメロディに応用しましょう。

ステップ5 テンポを段階的に上げる

スローテンポで完璧に弾けるようになったら、メトロノームの設定を少しずつ上げていきます。原曲のテンポ(♩=120〜140程度)まで上げるには時間がかかりますが、確実に各段階をクリアしながら進みましょう。

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つまずきやすいポイントと解決策

つまずきポイント 原因 解決策
冒頭の跳躍で音程が外れる 高いソと低いレの音程感覚が体に入っていない 跳躍部分だけを取り出して繰り返し練習する
テンポが速くなると音が崩れる ゆっくりで完璧に弾けていないままテンポを上げている スローテンポで完璧に弾けるまでテンポを上げない
スタッカートがうまくできない 弓を止めるのではなく、弦から適度に離す感覚が必要 開放弦だけでスタッカートを単独練習する
ファ♯の音程がズレる 全音間隔の位置が不正確 音階練習でファ♯の位置を毎回確認する
音が固く張りつめた感じになる 弓圧が強すぎる 弓のスピードを上げて圧力を抜く

この曲で身につく技術

  • ト長調での跳躍音程の演奏
  • スタッカート奏法の基礎
  • 速いテンポでの弓切り替え
  • 明快で歯切れの良い弓使い
  • E線・D線・A線をまたぐ演奏

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まとめ

ポイント 内容
難易度 中級者向けだが冒頭テーマなら練習を積んだ初心者も挑戦可
初心者の目標 フル演奏よりも冒頭テーマ(最初の16小節)を目指す
最大の難所 冒頭の跳躍音程とスタッカート。単独練習してから合わせる
練習のコツ 跳躍練習→スタッカート練習→超スローテンポ→段階的にテンポアップ
弾けるようになると 跳躍・スタッカート・速いテンポでの演奏技術が身につく

モーツァルトの軽やかな冒頭テーマを自分のバイオリンで弾ける日を目指して、焦らず着実に練習を積み重ねていきましょう。

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