「カノン」をバイオリンで弾きたい!パッヘルベルのカノン初心者練習方法

「カノン」——パッヘルベルが作曲したあの美しいメロディは、ウェディングソングとしても有名で、バイオリンを習い始めた方が「弾けるようになりたい」と思う曲のトップに常に入っている人気曲です。

私が初めてカノンのメロディを通して弾けたとき、自分でも驚くほど感動しました。あの優雅で上品な旋律が自分のバイオリンから流れ出す瞬間——それがバイオリンを続けてきてよかったと思えた瞬間のひとつです。

カノンは「簡単そうに聴こえるけど実は難しい」曲でもあります。シンプルな繰り返し構造の中に、音程の精度・フレーズの表現・弓の均一な使い方など、バイオリンの基礎技術が凝縮されています。この記事では、バイオリン初心者がカノンに挑戦するための具体的な練習方法を解説します。

ちょっとだけご案内させてください!
楽譜が読めなくても、教室に通わずにバイオリンが弾けるようになる方法があります♪

ヴァイオリン欲しいけど何を選んだらよいかな?

楽器を買って、それから教室も探して、他に必要なものもいろいろあるみたいだしね、、、あ、あと楽譜も、譜面台も・・・

 

パッヘルベルの「カノン」とはどんな曲?

「カノン ニ長調(Canon in D)」は、ドイツのバロック作曲家ヨハン・パッヘルベル(1653〜1706)が作曲した弦楽合奏曲です。正式には「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」というタイトルで、17世紀後半に作曲されました。

「カノン」とは音楽の形式の名前で、同じメロディを複数の声部が少しずつずらして追いかけながら演奏する輪唱形式を指します。低音部が同じ8つの和音進行(D-A-Bm-F#m-G-D-G-A)を繰り返す上に、3本のバイオリンが追いかけっこするように旋律を演奏します。

1970年代に再発見されてから世界的に有名になり、ウェディングソングやBGMとして広く使われています。その穏やかで美しい旋律は、バイオリンの音色と特に相性が良いです。

カノンの難易度

項目 内容
調性 ニ長調(D major)。♯2つ(ファ♯・ド♯)
拍子 4/4拍子
テンポ ゆったり〜やや速め(編曲によって異なる)
使用ポジション 初心者版は第1〜第3ポジション。より簡単な編曲は第1ポジションのみ
主に使う弦 A線・E線が中心。後半はD線・G線も使用
技術的な難所 均一な弓使い・音程の精度・後半の速いパッセージ・ポジション移動

最もシンプルな初心者向け編曲版であれば第1ポジションで演奏できますが、原曲に近い編曲では第3ポジション以上のポジション移動が必要になります。まずはシンプルな編曲からスタートし、演奏技術が上がったらより原曲に近い版に挑戦するという段階的なアプローチがおすすめです。

カノンのメロディ構造を理解する

カノンの旋律は「テーマとその変奏」という構造になっています。低音が同じ和音進行(D-A-Bm-F#m-G-D-G-A)を繰り返す上に、メロディが少しずつリズム・音域・装飾を変えながら展開していきます。

初心者向けの編曲では、この変奏の最初のシンプルな部分(主にA線・E線での長い音符のメロディ)から始まります。後半になるほど音符が細かくなり(8分音符→16分音符)、技術的に難しくなります。

ニ長調の音程を先に確認する

カノンはニ長調(D major)です。歓びの歌でも登場した調性ですが、カノンではより幅広い音域を使います。

音名 指番号 メモ
レ(D) D線 開放弦(0) 何も押さえない
ミ(E) D線 1指 人差し指
ファ♯(F#) D線 2指(高め) 中指・全音
ソ(G) D線 3指 薬指
ラ(A) A線 開放弦(0) 何も押さえない
シ(B) A線 1指 人差し指
ド♯(C#) A線 2指(高め) 中指・全音
レ(D高) A線 3指 薬指

ファ♯とド♯の2つの音が「高め」の位置に来ることを最初に体に覚えさせることが、カノンの音程精度を上げる土台になります。

カノンで特に重要な「均一な弓使い」

カノンはゆっくりした音符が多いため、一音一音を長く弓を使って弾くことになります。このとき「弓のスピードが一定に保てているか」が音色の美しさに直結します。弓の根元は弓圧が高くなり音量が出やすく、先端は弓圧が下がり音量が落ちやすいという特性があります。

カノンの美しい旋律を均一に弾くためには、弓の位置に応じて圧力を微調整し(先端では人差し指の圧力で補う)、全弓を使って一定の音量・音色を保つ練習が必要です。開放弦でのロングトーン練習がこの技術の習得に最も効果的です。

ステップ別練習方法

練習方法を紹介しますが、先に言っておくと文字で見ても初心者からしたらさっぱりわからないと思います。バイオリン教室に通ったらこんな感じで手順を踏んで練習していくことになりますが、それはあくまでも先生が目の前で演奏をしてくれて、それを目と耳で学び取ることができるから弾けるようになるんです。

なので、文字を読んでもわからなければ、このページでも紹介している、動画の教材を手に入れてしまった方が明らかに独学でやるよりも早いです。大人になってから趣味でバイオリンを始めるならば、正直なところ基礎練習などを繰り返しているよりも早く曲が弾けるようになりたいですよね。

ステップ1:ニ長調の2オクターブ音階でウォームアップ

D線→A線と続くニ長調の音階(レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レ)をゆっくり弾きます。ファ♯とド♯の位置をチューナーで確認しながら毎日のウォームアップに取り入れましょう。

ステップ2:開放弦でのロングトーン練習

A線・D線の開放弦を弓の根元から先端まで使って均一に鳴らす練習をします。弓のどの位置でも音量・音色が変わらないよう意識します。これがカノンの音色の均一さに直結します。

ステップ3:冒頭のシンプルなメロディを超スローで弾く

カノンの冒頭(長い音符が続くシンプルなメロディ部分)を、メトロノーム♩=50〜60程度のテンポで一音一音丁寧に弾きます。音程・音色・弓の動きすべてを確認しながら進めます。

ステップ4:フレーズに表現をつける

音程とリズムが安定してきたら、フレーズに自然な強弱(クレッシェンド・デクレッシェンド)をつけます。カノンの各フレーズは4小節単位で山を作るような構造になっています。頂点の音に向かって少し音量を上げ、その後静かに収まる流れが自然な表現になります。

ステップ5:伴奏音源に合わせて弾く

YouTubeで「カノン バイオリン 伴奏」「Canon in D violin accompaniment」などで検索して伴奏音源に合わせて弾いてみましょう。伴奏の和音進行の中でバイオリンのメロディがどう響くか体感できます。

ただ演奏を見るだけだとなかなか得られないものもあるので、先生がちゃんと教えてくれる動画教材を手に入れてしまった方が最短コースでバイオリンを弾けるようになりますよ!

ちょっとだけご案内させてください!
楽譜が読めなくても、教室に通わずにバイオリンが弾けるようになる方法があります♪

ヴァイオリン欲しいけど何を選んだらよいかな?

楽器を買って、それから教室も探して、他に必要なものもいろいろあるみたいだしね、、、あ、あと楽譜も、譜面台も・・・

 

つまずきやすいポイントと解決策

つまずきポイント 原因 解決策
ファ♯・ド♯の音程がズレる 「高め」の指の位置が体に入っていない 音階練習でチューナーを見ながら毎日確認する
弓の先端で音が細くなる 先端での弓圧が不足している 先端では人差し指の圧力を少し加えて補う
後半の速いパッセージが弾けない テンポを上げすぎている 速いパッセージ部分だけを取り出してスローテンポから練習する
フレーズが単調で機械的に聴こえる 強弱・テンポ変化がない フレーズの山を意識したクレッシェンド・デクレッシェンドを加える

この曲で身につく技術

  • ニ長調の音程感覚(ファ♯・ド♯)
  • 全弓を均一に使うボウイング技術
  • フレーズに強弱をつけた表現力
  • 長い音符での安定した音色の維持
  • バロック音楽の様式感

関連記事:「歓びの歌」をバイオリンで弾きたい!初心者の練習方法とコツを解説

関連記事:情熱大陸の曲をヴァイオリンで弾きたい!ヴァイオリン初心者の練習方法

関連記事:バイオリンの歴史と起源をわかりやすく解説!誕生からストラディバリまで

まとめ

ポイント 内容
難易度 初心者版は第1ポジション。原曲に近い版は第3ポジション以上が必要
調性 ニ長調(♯2つ)。ファ♯・ド♯の位置を先に覚える
最大のポイント 均一な弓使いと音程精度。開放弦ロングトーン練習が効果的
練習の進め方 シンプルな編曲版→技術向上後に原曲に近い版へステップアップ
弾けるようになると ニ長調・均一ボウイング・フレーズ表現・バロック様式感が身につく

パッヘルベルのカノンの優雅で美しいメロディを自分のバイオリンで奏でる日を目指して、一歩一歩着実に練習を重ねていきましょう。

これからヴァイオリンを始めたい人
まだ楽器を持ってない人でも大丈夫!

ヴァイオリンを弾けるようになるための楽器、教材、先生が指導しながら演奏してくれているビデオ、楽譜、メンテナンスセットまで全部ついている初心者にぴったりのパックがあります。ヴァイオリンは「生音」と「電子」から選べるようになっていますので自分が演奏する環境に合わせて好きな方をセレクトしましょう。

 

収録曲

↑情熱大陸まで初心者でチャレンジできる教材というのはわくわくですね♪

さらに今だけ!
おまけの名曲楽譜とレッスンが付いてくる!


バイオリンセットおまけ