吹奏楽部でオーボエ担当になった中学生・高校生へ|教えてくれる人がいない時の上達法

吹奏楽部の楽器決めで、オーボエを担当することになったあなたへ。まずはおめでとうございます。オーボエはオーケストラでも吹奏楽でも「ここぞという場面」を任される、特別な楽器です。

でも同時に、こんな不安を感じていませんか?

  • 部内にオーボエの先輩がいない(いても1人だけ)
  • 顧問の先生もオーボエは専門外で、細かいことを教えてもらえない
  • 周りのトランペットやクラリネットはどんどん曲を吹き始めているのに、自分はまだ音すら安定しない

実はこれ、あなたのせいでも、あなたの学校が特別なわけでもありません。オーボエ担当は、全国のほとんどの吹奏楽部で「教えてもらえない問題」に直面します

この記事では、その理由と、教えてくれる人がいなくても効率よく上達する方法をまとめました。記事の後半には保護者の方に向けた内容もあります。





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なぜオーボエは部活で教えてもらえないのか

理由はシンプルで、オーボエを吹ける人が圧倒的に少ないからです。

吹奏楽の編成でオーボエは1〜2人。クラリネットが10人いる部活でも、オーボエは1人ということが普通です。つまり「教えてくれる先輩」が部内にいる確率がそもそも低い。顧問の先生も、金管や打楽器出身であればオーボエのリードやアンブシュア(口の形)の細かい指導は難しいのが実情です。

さらにオーボエは「世界一難しい木管楽器」としてギネスに認定されるほど、最初のハードルが高い楽器です。2枚リードの扱い、独特の息のコントロール、複雑な運指——どれも「見て教えてもらう」のが一番早い技術なのに、見せてくれる人が身近にいない。これがオーボエ担当の中高生が直面する構造的な問題です。

学生時代にオーボエを担当していた方に話を聞くと「先輩が卒業してからは完全に手探り。合奏で音程を注意されても、どう直せばいいのか分からないのが一番つらかった」とのことでした。

最初の1年でつまずきやすい3つのポイント

1. アンブシュア(口の形)の自己流化

誰にも見てもらえないまま練習を続けると、間違った口の形が癖になります。癖は後から直すほうが何倍も大変で、「2年生になって音色で伸び悩む」原因の多くがここにあります。

2. リード選びと管理

オーボエの音はリードで決まります。ところがリードは1本1,500〜3,000円程度の消耗品で、個体差も大きく、選び方を知らないと「リードが悪いのか自分が悪いのか分からない」迷路に入ります。オーボエ初心者のリードの選び方で基本を押さえておきましょう。

3. 「正解の音」を知らないまま練習してしまう

プロのオーボエの音を毎日聴いている中高生はほとんどいません。目指す音のイメージがないまま練習するのは、地図を持たずに歩くようなものです。まずは好きなオーボエ奏者の演奏を1つ見つけて、毎日聴くことから始めてください。吹奏楽でオーボエが目立つ曲で紹介している曲の音源もおすすめです。

教えてくれる人がいない場合の上達ルート

選択肢は大きく3つあります。

方法 費用の目安 向き不向き
音楽教室に通う 月5,900円〜(60分×月1回) 確実だが、部活との両立・送迎・教室の少なさがネック
教則本+独学 2,000〜3,000円 音の出し方が文字では分からず、自己流の癖がつきやすい
動画教材で学ぶ 36,080円(買い切り) プロの手元・口元を何度でも確認できる。部活の帰宅後でも自分のペースで学べる

教室に通えるならそれが一番ですが、オーボエ教室は数が少なく、部活後の時間や土日の予定と合わせるのは現実には簡単ではありません。

そこで現実的な選択肢になるのが動画教材です。プロのオーボエ奏者・佐藤亮一先生(ウィーンで活躍)による「初心者向けオーボエ教本&DVD 3弾セット」は、楽器の組み立てからアンブシュア、リードの選び方、名曲の演奏まで映像で体系的に学べる、日本で唯一の動画付きオーボエ教材です。当サイトで内容を徹底調査した記事があります。

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保護者の方へ、レッスンに通わせる前に知ってほしいこと

お子さんが吹奏楽部でオーボエを担当することになった保護者の方に、知っておいていただきたいことが2つあります。

1つ目は、オーボエは「習いに行く」のが難しい楽器だということオーボエを教えられる教室は都市部でも限られ、部活後や週末のスケジュールと合わせるのは負担が大きいのが実情です。レッスン料も月2回で年間14万円ほどかかります(相場:60分5,900円前後)。

2つ目は、独学の「自己流の癖」は後から直すのが大変だということ最初の数ヶ月で正しいフォームを身につけられるかどうかが、3年間の上達を左右します。部内に教えられる人がいない場合、この最初の数ヶ月を手探りで過ごすことになります。

動画教材(買い切り36,080円)は、教室1年分の4分の1程度の費用で、プロのお手本を「いつでも・何度でも」確認できる環境を作れます。送迎も不要で、お子さんが自分のペースで練習できるため、部活と両立しやすいのも利点です。合奏で使う技術を家で予習・復習できるので、「部活では教えてもらえない」問題を家庭でカバーする手段として検討する価値があります。



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教材の内容・カリキュラム・費用を調査した記事を読む

 

なお、楽器を学校の備品ではなく自分用に購入する場合の予算感はオーボエの値段と選び方にまとめています(入門用で15万〜25万円程度。まずは学校の楽器で始めるのが一般的です)。

よくある質問

Q. 学校の楽器のままでいい?自分の楽器を買うべき?
最初は学校の備品で十分です。続けたい気持ちが固まってから購入を検討しましょう。中古を探す場合はオーボエの値段と選び方を参考に、必ず管楽器専門店で状態を確認してもらってください。

Q. リード代はどのくらいかかる?
1本1,500〜3,000円程度で、練習量にもよりますが月に数本消費します。複数本のローテーションが基本です。

Q. 毎日どのくらい練習すればいい?
長時間より毎日短時間です。自宅ではリードだけの練習(クローイング)や運指の確認など、音を出さずにできる練習もあります。自宅練習の環境づくりはオーボエ練習の環境作りをどうぞ。

まとめ:教えてもらえない環境は、工夫で越えられる

部内に教えてくれる人がいないのは、オーボエ担当なら全国どこでも同じです。差がつくのは環境ではなく、「正しいお手本にアクセスできるかどうか」。プロの演奏を毎日聴き、映像でフォームを確認し、リードの基本を押さえれば、独りでも確実に上達できます。

オーボエは3年間で「あの子の音、きれいだね」と言われるようになれる楽器です。焦らず、正しい道具と手順で進んでください。



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